美しい中国 永州 舜帝伝説と中唐文化刻む地 純朴な奇習と神秘の女文字

2020-08-03 10:25:05

 

 

湖南省南西部に位置する永州市。読者の皆さんにはなじみがないかもしれないが、唐朝の大文豪・柳宗元の漢詩『江雪』と言えば、永州を思い起こす読者がいるかもしれない。

永州は中国の歴史文化が色濃く残る町だ。また、中国の道徳の始祖――舜帝が眠る町としても伝えられる。さらに、柳宗元が残した足跡と書家・顔真卿との関係が、この地に「中唐文化」の印象を刻む。現地には「女書」と呼ばれる神秘的な文字が残されており、過去の歴史を静かに物語っている。また永州は多くの少数民族が集まって暮らす地域でもあり、豊かな少数民族の風情が当地の魅力に彩りを添えている。

今月号の「美しい中国」では、永州に足を運び、その歴史・文化と少数民族の魅力に触れていきたい。

 

人民中国インターネット版 202083

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