美しい中国 煙台 皇帝が求めたこの世の仙境 シルクロード上の重要な港

2020-09-29 12:54:51

中国の神話や伝説が好きな読者は、「蓬莱」という言葉を聞いたことがあるだろう。昔は、神仙が蓬莱の仙山に住んでいるとよくいわれていた。「この世の仙境」ともいわれる「蓬莱」は、今回の目的地である山東半島北東部の煙台市に位置する。

煙台は古代、「登州」の直轄だった。黄海と渤海が交わるところにあるため、登州は古くから、中国が日本や朝鮮半島などの国地域と交流する窓口であり、古代シルクロードにおいて重要な役割を担っていた。

近現代になると、中国初の工業生産のワインである張裕ワインが煙台で創業した。そこから煙台は、中国で有名なワインの原産地となった。

今月号の「美しい中国」は、煙台に着目する。現地の美しい風景に秘められた奥深い文化や歴史を感じながら、中国ワインならではの魅力に触れよう。

人民中国インターネット版 2020929

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