美しい中国 松原 太古の面影伝える「泥の林」 「冬捕」で活気付く査干湖

2021-01-05 10:29:45

吉林省中西部に位置する松原市は、松嫩平原にあり、松花江(ユーラシア大陸の北東部を流れる黒龍江最大の支流)が流れている。広々とした平原と豊かな水源が相まって、「穀物・肉・油・魚が豊富な町」として知られ、独特な地質条件によって生まれた荒凉とした「潜食」地形が見られる。ここは景色がきれいなだけでなく、北東アジアの古い民族が大昔に建てた王城の所在地だったため、長い歴史を誇っている。松原市の管轄下にある蒙古族自治県では、一味違った素朴な生活様式と民族文化が今でもよく保たれている。

今月号の「美しい中国」は、読者の皆さんを吉林省の松原市へご案内する。化石と遺跡を通して歴史豊かな古い王城に思いを馳せ、「泥林」で太古時代の雄大な景色を味わい、査干湖のほとりで暮らす蒙古族の情熱的なおもてなしと、多彩な民族文化を満喫してもらいたい。

 

人民中国インターネット版 202115

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