美しい中国 寧波 貿易で世界とつなぐ港街 書籍と磁器で文化も発信

2021-11-01 13:47:31

中国の長い海岸線の中央部、長江デルタの南側に位置する浙江省寧波市。当地の舟山港は、年間の貨物取扱量で世界第1位の深水港だ。唐代に開かれたこの港町には、現存する中国最古の個人蔵書館や、仏教界で有名な数々の禅寺がある。また、上海のバンドより長い歴史を誇るふ頭「老外灘」も有名だ。さらに寧波は、7000年前の「河姆渡文化」発祥の地であり、近代中国の五大貿易港の一つであり、「寧波幇」のふるさとであり、「母なる磁器」と呼ばれる越窯青磁の産地でもある。今回はこの貿易で興った港街の歴史や商船が運んだ友誼と文化などを紹介する。

 

人民中国インターネット版 202111

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