Report 映画授業で育つ子どもの自主性 河南省の農村振興で新たな試み
2022-09-01 14:21:16
かつて炭鉱で栄えた河南省修武県の大南坡村は、石炭の枯渇に伴い同省内でも深刻な貧困村となった。しかし近年、修武県は「美に基づく経済」により質の高い農村振興を実現する理念を打ち出し、国内外の優れた建築デザイナーやアーティストを大南坡村に招請。同村の歴史や自然と結び付け、美学の実践、公共文化事業、子どもの教育、建築物のリフォーム、民宿産業などの分野に力を入れ、農村振興の新たな道を探っている。
この記事の筆者で、若手の女性映画監督・黄驥さん(38)は昨年10月、大南坡小学校で行われた美的センスを育てるサマーキャンプに参加。村の子どもたちの独力による映像制作を指導し、その過程と感想を記録した。