特集 『悟空』『三体』に乗り 中華文化の海外展開
2025-04-28 14:47:00
近年、中国の優れた伝統文化が継承と発展の中で新たなエネルギーを絶えず放ち、優秀な作品が「海外進出」し、中華文化の美しい彩りと独自の魅力を世界に示している。例えば、中国SF小説『三体』が世界最高峰のSF賞であるヒューゴー賞を受賞し、作者の劉慈欣がアジア初の受賞者となった。中国初のAAA(高予算、大ヒットゲーム)ゲーム『黒神話:悟空』が「ゲーム界のアカデミー賞」であるTGA(The Game Awards)のベストアクションゲーム賞を受賞し、世界に「西遊記ブーム」を巻き起こした。アニメ映画『ナタ 魔童の大暴れ』が世界アニメ映画興行収入ランキングで1位となるとともに、世界映画史上興行収入ランキングでも5位となり、アジア映画で唯一のトップ10入りを果たした。
中華文化が海外で数々のブレークを遂げている理由は何か? 中華文化は「見られる」という前提の上でどのようにして世界の観衆の心を真に震わせているのか? 海外進出で直面する課題とは? 今月号の特集では、文学、映画・ドラマ、アニメ、ゲームという分野からこれらの問題を探っていきたい。