美しい中国 臨夏

2025-05-29 14:27:00

甘粛省南部、黄土高原とチベット(青蔵)高原の境目では、黄河とその支流・が「半江碧水半江濁(川の水の半分が澄んで、半分が濁っている)」という奇観を生み出している。ここに位置する臨夏回族自治州は、古代シルクロードの要衝として、5世紀に開削された仏教石窟群を守り続けてきた。この地に代々暮らす職人たちは、灰色れんがの刻痕と彩陶の破片で、数千年にわたる文明の暗号を再現している。 

今月号の「美しい中国」では臨夏を訪れ、丹霞の山々と黄河の波間に生きる文化の守り人たちに迫る。 

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