レポート 認識の溝を埋め交流の通路に

2025-10-28 10:50:00

21回「北京―東京フォーラム」が北京で開催されることを心から期待しています。パブリック・ディプロマシーを模索する中日唯一の総合フォーラムが、21世紀に中日関係が曲折を経ながら前進する中で20年も続いたことは、並大抵のことではありませんでした。中国側発言者として12年連続で出席し、フォーラムの二つ目の10年(2015~24年)の一部始終を中国側事務局で見てきた者として、これまでを振り返ると感慨無量な気持ちになります。このフォーラムの趣旨は、両国の多岐にわたる重要分野から有識者を招き、毎年行う中日共同世論調査の結果をベースに、活発な議論を経てコンセンサスを形成することにあります。意見の不一致があろうとも、みなが誠意をもって最大公約数を求め、困難と迷いの中からでも希望を見いだそうとしてきました。 

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