2018年全人代『政府活動報告』の読後感想 

2020-02-21 12:24:42

 

   第三は、大国として新型の平和外交の推進である。第19回党大会で、習近平総書記は、「グローバル・パートナーシップを積極的に発展させ」「『共同協議・共同建設・共同享受』というグローバル・ガバナンス観に沿って」「人類運命共同体の構築を促す」と述べた。「報告」には、この具体的実行を目指す決意と気概が表われている。習近平総書記の提起は、決して空虚な「大風呂敷」ではなく、具体的内容を持っている。まずは周辺諸国との関係改善、そして対米関係では「新型大国関係」の構築である。その集大成が「一帯一路」だ。中国はこれを全力で推進するだろう。「一帯一路」は中国が提起したものだが、中国のものではない。各国が、特に沿線各国が「共同協議・共同建設」し、成果は「共同享受」するものだ。この成功の基本的条件は「平和・安定・協調」である。

歴史の転換期においては、強力なリーダーシップが求められる。そのリーダーはまずは高潔でなければならず、わが身を捨てて自国と世界の平和のために尽くすという決意が必要だ。また理想、思想、哲学を持ち、人々を正しい方向に導かねばならない。さらに冷静に現状を分析し、現状から出発するリアリスト(現実主義者)でなければならない。人類の歴史において、古代ローマ帝国以来、多くの強国が出現した。その中には様々なタイプの国があったが、共通点は、強国は必ず対外侵略を行い、覇権主義を行ったことである。中国は近い将来必ず名実ともに「強国」になるであろう。その時、強国中国が対外侵略をやらず、覇権主義をやらなかったら、人類史上初めての「平和的強国」の出現となる。世界の人々はそれを期待している。

 

人民中国インターネット版 2018316

 

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