BMWグループ、遼寧省と結束し提携の奇跡創造

2020-02-21 12:23:32

宝馬(BMW)グループは8月13日、中国における今年7カ月間の同社の売り上げは、引き続き安定的な成長を維持している、と発表した。また、7月だけの売り上げは46692台で、前年同期比で7.8%増えた。これらの車はすべて瀋陽で生産された。

BMWグループの中国市場総裁、最高経営責任者(CEO)のJochen Goller氏は、「2004年時に中国でのBMWの売り上げ台数は約1万台だったが、現在は年間60万台に上っている。この十数年に、瀋陽で生産されたBMW車を累計200万台以上販売した。BMWは遼寧省と共に合弁協力の奇跡を成し遂げたた」と紹介した。

中国市場への進出前、BMWグループは時間をかけて綿密な市場調査と内部検討を行った。15年経った今、当初の選択を振り返り、Goller氏は「これは賢明な選択だ。瀋陽の優れた製造業の基盤が、BMWグループにふさわしい発展の場を提供してくれた。一方、BMWなどの企業のけん引により、瀋陽のイノベーション能力は絶えず向上し、産業のモデルチェンジと進化が加速している。瀋陽の工業の発展は見込みがあり、将来ここが地域の先進設備AI製造センターに成長できると信じる」と述べた。

提携が始まって15年、BMWは遼寧省のビジネス環境の大きな変化を深く感じている。「瀋陽で第2の工場――大東工場を建設したとき、大東区は土地の収用、譲渡、買い上げなどの作業を1年足らずで完成した。また、華晨BMWは輸出入貿易が多いという特性に対応するため、瀋陽市政府の関係部門は、我々のために『ワンストップ』サービスによる商品検査窓口を設けてくれた。とりわけ華晨BMWX3プロジェクト建設時は、同省の発展改革委員会や工業情報委員会、国務院国有資産監督管理委員会および瀋陽市政府が積極的かつ的確にプロジェクトに対応してくれ、すべての工程で優れたサービスを提供してくれた。おかげで、わずか11カ月で、X3の操業が始まった」とGoller氏は紹介した。

また、投資協力への遼寧省と瀋陽市の誠意ある態度と真剣な思いもGoller氏には印象深かった。遼寧省とBMWグループの提携をさらに深めるため、同省のトップがドイツのBMW本社を訪問。積極的に話し合った結果、双方が提携継続で合意した同省直属の各部門、瀋陽市と華晨グループでは、度重なる訪問と折衝を通し、提携の意欲とサービス精神を強くアピールした。その結果、華晨BMW第3工場は瀋陽に建設されることになった。

Goller氏は、「新しく建設されるBMW第3工場は、現地化の製品を増やし、研究開発への資本投下を拡大する予定だ。これによって、質が高く速い成長を実現する。2020年までに電気自動車BMWiX3を瀋陽で生産し、世界市場で販売する予定だ」と話す「このような誠意ある協力パートナーがあるからこそ、我々は将来の発展にも充分自信を持っている」

 

人民中国インターネット版 2018年8月31日

 

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