王毅外交部長、ポンペオ米国務長官と会談

2020-02-21 12:23:24

 

王毅国務委員兼外交部長は北京市で8日、ポンペオ米国務長官と会談した。双方は中米関係について深く意思疎通した。王氏は次のように述べた。

今年は中米が国交樹立コミュニケを発表して40周年になる。この40年に渡り、中米両国の各自に大きな変化が生じ、かつ相互交流から大きな利益を手にした。40年に渡る両国関係発展の最も深い経験と啓示は、中米は和すれば共に利し、戦えば共に傷つくだ。協力は双方の唯一正しい選択だ。

中米関係は現在、重要な段階に差し掛かっている。中国は平和的発展の堅持を継続し、改革掘り下げと開放拡大を続け、最終的に国が強くなれば必ず覇を唱えるとは完全に異なる発展振興の道を歩む。米国側は中国の発展動向を正確にとらえ認識し、中国側に対するいわれなき批判と中国の核心的利益を損ねる間違ったやり方を止め、中国側と共に向き合い歩み寄り、両国関係発展の正しい方向をしっかり把握堅持するべきだ。中国側は米国側と良好な中米関係を発展させるためしっかり力を尽くすと同時に、自国の主権安全発展の利益をしっかり守る。

王氏は中米経済貿易摩擦、台湾、南中国海などの問題に関する中国側の原則的な立場を説明し、次のように強調した。貿易戦争は問題を解消できない。中国側は依然として米国側と協議を通じ問題を解消することを願っているが、それは必ず平等誠意厳粛を踏まえた上で行われなければならない。中国はすべての国の選択を完全に尊重し、他国の内政に干渉したことはない。この件に関して、我々は公明正大で心に恥じるところなしだ。中国側は米国側に、一つの中国という原則、中米の3つの共同コミュニケの規定を遵守し、台湾との公式交流と軍事関係を停止し、台湾地区への武器販売を停止し、中国とすでに国交を樹立しているかその意向を持つ国への勝手な干渉を停止するよう促す。「台独」勢力の発展を着実に拘束制限し、実際の行動により中米関係と台湾海峡の平和と安定を守るよう促す。

ポンペオ氏は次のように述べた。米中は多くの問題で大きな溝を残しているが、米国は中国の発展に反対せず、中国を包囲するつもりはなく、また中国を全面的にけん制する政策がない。米中は世界12位の経済国、勢力の最も大きな国であり、世界の平和と繁栄に対して重大な責任を担っている。双方は意思疎通を強化し、相互信頼を促進し、規則に基づき協力を強化するべきだ。米国側は一つの中国の政策を堅持し、重大な国際地域問題について中国側と意思疎通と協力を強化し続けることを願う。

ポンペオ氏は訪朝の状況を報告し、中国側の半島問題における一貫した立場、非核化に向けた重要な努力を称賛し、中国側と引き続き協力を強化したいと表明した。王氏は中国側の半島非核化及び半島の平和安定の推進に向けた努力を紹介し、中国側の立場は明確かつ一貫しており変わることはないと強調し、次のように述べた。米国側は朝鮮側の安全発展面の合理的な訴求を重視し、積極的に反応するべきだ。中国側は米朝の直接対話を支持し、相互尊重と相互の関心事への配慮を踏まえた上で、引き続き中国側の独特かつ重要な力を発揮していきたい。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018109

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