上海自由貿易区の設立から5年、複製可能な経験①外商投資管理制度を制定、ネガティブ

2020-02-21 12:23:01

 

ここに驚異的なデータがある。外商投資企業の設立に必要な資料は十数種類からゼロになり、手続きにかかる時間も8営業日から1営業日に短縮された。貨物の申告は1日から30分に、船舶の申告は2日から2時間に短縮された。国内外の38000社以上の企業が自由貿易口座を72000口開設し、161カ国地域の間で259000億元分の国内外通貨越境決済が行われた。

2013929日、中国(上海)自由貿易試験区が設立され、中国による自由貿易の模索の幕を開いた。5年が過ぎ、広く複製可能な経験が上海自由貿易区で誕生した。貿易円滑化、投資円滑化、監督管理円滑化が徐々に推進され、積極的な成果を手にした。

外商投資管理制度を制定、ネガティブリストを軸に

上海自由貿易区の設立日の翌日、中国初の外商投資参入ネガティブリスト(2013年版)が発表された。国家発展改革委員会、中国商務部が発表した自由貿易試験区ネガティブリスト管理措置は今年、45項目に減少した。

上海市は外商投資管理モデルの革新に取り組み、登録が外資参入管理の主な手段になった。外商投資企業の登録の申請審査結果発表の全過程がオンラインで行われる。手続きにかかる時間は1営業日に短縮された。

登録制により外資の上海に投資する意欲が掻き立てられた。上海自由貿易区設立後に新設された外商投資企業は今年6月現在で8696社に達した。外資の契約額は11024000万ドルで、実行ベース導入額は2213300万元。98%以上が登録制で設立された。上海自由貿易区の2017年の新規実行ベース外資導入額は60億ドルで、全国の自由貿易試験区の中で首位になった。

ネガティブリストの項目が削減されると同時に、上海市は率先して市場参入条件を緩和し、外商投資分野を拡大している。今年6月まで開放拡大措置により実行されたプロジェクトは2600件以上にのぼる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 20181121

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