習主席と安倍首相 中日関係の新たな前途について踏み込んだ交流を

2020-02-21 12:22:55

  

 1130日、習近平国家主席はブエノスアイレスで安倍晋三首相と会見した。 

 習近平主席は次のように指摘した。安倍首相は少し前に訪中に成功し、われわれが達成した各共通認識は段階的に実際の行動に移されており、中日関係は新たな様相を呈している。双方は建設的に中日関係の発展方向をしっかりと把握し、中日間の四つの政治文書で定められた原則の基礎の上で、両国関係の新たな前途を共に切り開かなければならない。 

 習主席は次のように強調した。新たな情勢の下、中日が関係を発展させる際には、これまでよりさらに有利な条件に恵まれている。中日の経済貿易における実務協力には大きな潜在力がある。われわれは日本側が引き続き中国の改革開放のプロセスに参加し、中国の発展による新しいチャンスを分かち合うことを歓迎する。双方は相互補完の優位性を十分に発揮し、発展の広がりと深まりを開拓しなければならない。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)と中日韓自由貿易協定(FTA)交渉の早期妥結を目指さなければならない。民間友好の伝統を発揚し、人的交流を強化し、中日関係の社会的・民意的基礎を打ち固めなければならない。私と安倍首相が建設的な二国間安全保障関係の構築について達成した原則的コンセンサスに基づき、安全保障面の戦略的相互信頼を絶えず増進しなければならない。双方は一部の重大で敏感な問題を確実かつ適切に処理し、両国関係が再び妨害されないよう確実に保証しなければならない。中国は日本が来年開催するG20首脳会議が成功することを支持する。 

 安倍晋三首相は次のように表明した。今年10月の訪中時に双方が新たな段階に入った日中関係について、重要な合意を達成したことをうれしく思う。日本は引き続き中国側と共にアジアの発展促進に努めていく。中国側と指導者同士の往来を強化し、経済貿易・投資協力の深化に取り組み、第三国市場における協力を拡大し、国民間、特に青少年交流を増進していきたい。これは日中両国および国際社会の期待に合致している。日本は国際社会における中国の重要な役割を非常に重視し、中国側と多国間活動においてコミュニケーションと調整を強化することを望んでいる。日本は自由貿易と世界貿易機関を中心とする多国間貿易体系の擁護を主張し、RCEP交渉を積極的に推進し、日中韓FTA交渉を加速的に推進し、G20議長国の任期中に中国側との協力を強化することを期待している。 

  

人民中国インターネット版 2018123 

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