中国軽工業、今年1-8月は業績が好調

2020-02-21 12:21:13

 

中国軽工業聯合会が先ごろ発表した「2019年第13四半期軽工業経済運行統計」によると、今年18月の軽工業企業(一定規模以上)の営業収入は前年同期比4.37%増、利益総額は9.79%増だった。

18月は全国工業資産総額に占める軽工業の割合が13.9%にも関わらず、営業収入が全体に占める割合は18.8%、利益の割合は19.7%に達した」。中国軽工業聯合会会長の張崇和氏は、今年18月の統計について、軽工業の発展に靭性がある特長が表れ、ハイクオリティな発展の大きな成果が示されたと話している。

一定規模以上の軽工業企業は107300社に上り、営業収入は4.37%増の128300億元だった。国家統計局が統計対象とする軽工業製品92品目のうち65.2%に相当する60品目の生産量が増加した。

また、18月の利益総額は9.79%増の78968900万元で、増加率は17月に比べ0.51ポイント上昇。軽工業20業種のうち13業種の利益増加率が10%を超えた。

「旺盛な需要とコスト低下の2つが大きな要因だ」。中国マクロ経済研究院産業所工業研究室主任の付保宗氏は、川下の需要が軽工業製品価格の緩やかな上昇をもたらし、今年に入ってから消費財を中心に軽工業製品の消費が安定して伸び、個人消費に伴い食品、衣類、日用品などの価格上昇がみられたと説明。一方、複数要因の影響を受けて、燃料、動力類、金属など川上の原材料価格が下がり、軽工業企業のコスト上昇圧力を緩和したとしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」20191014日 

関連文章