国家原子力機構によると、中国初の高レベル放射性廃液ガラス固化施設が11日、四川省広元市で正式に稼働開始した。この中国の原子力工業産業チェーン末端の象徴的なプロジェクトの稼働開始は中国が高レベル放射性廃液の処理能力の無から有への突破を実現し、高レベル放射性廃液固化技術を確立した世界の数少ない国になったことを意味する。人民日報が伝えた。
ガラス固化体の注入。画像の出典・国家原子力機構
放射性物質の処理は原子力安全利用の最後の一環で、うち難易度が最も高く、技術のウェートが最も大きいのは効率的な廃液処理だ。放射性廃液ガラス固化は摂氏1100度かそれ以上の高温において、放射性廃液とガラス原料を混合融解し、冷却後にガラスを形成することだ。ガラスの溶出率が低く強度が高いことから、放射性物質を効果的に包み安定的な形態を形成する。これは現在、世界の先進的な廃液処理方法だ。
遠隔サンプリング操作。画像の出典・国家原子力機構
施設の稼働開始後、毎年数百万立方メートルの高レベル放射性廃液を安全に処理でき、処理によって生じるガラスは地下数百メートルの処置庫に埋められ、放射性物質と生物圏の隔離の目的を達成する。
ガラス固化製品一時保管倉庫。画像の出典・国家原子力機構
国家原子力機構の劉永徳チーフエンジニアは、「国家原子力機構は今後、原子力環境保護産業の構造をさらに最適化し、引き続き環境保護能力体制を整備し、放射性廃棄物のガバナンスの進展を加速させる」と述べた。
「人民網日本語版」2021年9月13日
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