「人類運命共同体」構築、恩恵の陽光が世界を照らすように

2023-03-24 16:53:00

習近平国家主席は今から10年前の2013年3月23日に、「人類は一つの地球村に暮らし、歴史と現実が交わる一つの時空で生活している。あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいるという運命共同体が、形成されつつある」という言葉を、ロシアのモスクワ国際関係学院で講演した際に示し、「人類運命共同体」の理念を世界に向けて初めて打ち出しました。

 習主席は2017年1月には、スイス・ジュネーブにある国連ジュネーブ事務局で、「人類運命共同体の共同構築」と題する基調演説を行いました。国連のグテーレス事務総長は席上で、「習主席、あなたの指導の下で、中国は多国間主義の重要な支柱になった。われわれが多国間主義を実践する目的は、まさに人類運命共同体を樹立することだ」と心を込めて表明しました。

 習主席は2021年1月に開催された世界経済フォーラム「ダボス・アジェンダ」対話会で行った特別式辞で、多国間主義の実践を改めて強調した上で、「多国間主義の重要な意義は、各国が話し合いによって国際的な課題の解決案を探ることだ」と指摘しました。

 2013年のモスクワ国際関係学院から、2017年のジュネーブパレ・デ・ナシオン(国連ジュネーブ事務局建物)、さらに2021年の世界経済フォーラム「ダボス・アジェンダ」対話会まで、習主席は一連の重大な国際会合の場で「人類運命共同体構築」の理念を踏み込んで説明し、「恒久的平和、普遍的安全、共同繁栄、開放と包摂、清潔で美しい世界づくり」という中国の主張を提起し続けました。

 習主席は、「人類運命共同体の構築を推進するのは、一つの制度を他の制度に置き換え、一つの文明を他の文明で取って替えることではない。社会制度、イデオロギー、歴史文化、発展レベルの異なる国々が国際関連の作業において、利益、権利、責任を共有し、素晴らしい世界を共に建設する最大公約数を形成することだ」と述べました。

 習主席が具体的な進め方として提出した回答は「5つの堅持」です。すなわち対話と協議、共同建設と共有、協力とウィンウィン、交流と学び合い、グリーン・低炭素の堅持です。(怡康、鈴木)

 

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