その場でヨーグルトを作るのが中国の若者の新たな流行に

2023-05-29 17:05:00

今、飲料品の競争の場を眺めると、注文を受けてその場でヨーグルトを作るブームが起きている。ブルーグラス・ヨーグルト、茉酸奶など客単価がややもすれば40-50元(1元は約19.8円)もするヨーグルトブランドが、若い消費者の間で新たな流行になった。公開された資料によると、その場で作るヨーグルト製品は、一般的にヨーグルトを主原料に、果物、ナッツ類、シリアルなどをトッピングし、「見える原料」を組み合わせて、さまざまな味わいに仕上げたものだ。

パッケージも凝っていて、価格は1杯40元から50元ほどになる。ブランドの中には「うちはヨーグルト界のエルメス」と胸を張るところもある。ネットでは、こうした商品がソーシャルコマースプラットフォームの小紅書やショート動画共有アプリ「抖音(TikTok)」に高い頻度で登場する。オフラインでは、企業が北京や上海などの賑やかな商業エリアで店舗開設のペースを加速し、あっという間に「ヨーグルトブーム」が巻き起こった。

5月24日、北京のショッピングセンターを数ヶ所取材すると、店内の多くのいい場所を新規開店したその場でヨーグルトを作る店が占めていた。それぞれの店舗の前では若者が並んだり写真を撮ったりしていて、特に若い女性が大半を占めた。

価格を見ると、ブルーグラス・ヨーグルト、茉酸奶、サルー(撒露欧州凍酸奶)が高めで、1杯30-50元くらい。K22酸奶草苺、ブルーベア(藍熊鮮奶)、去山野鮮果酸奶は1杯15-30元ほどだった。

業界関係者は、「今年はその場でヨーグルトを作るブーム元年になるだろう。この新しい競争の場は誰の目にも明らかなくらいブームになっていて、関連企業の資金調達や店舗開設のニュースが次々に聞こえてくる」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年5月29日

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