国家発展改革委員会の鄭栅潔主任は24日、中国発展ハイレベルフォーラム2024年年次総会に出席し、「新たな質の生産力を積極的に育み発展させ、経済の質の高い発展を促進する」をテーマとするスピーチを行った。鄭氏は、「中国は新たな質の生産力を積極的に育み発展させ、質の高い発展を促進し、より多くの発展のチャンスを創出する。中国と共に歩むことはチャンスと共に歩むことで、対中投資で未来に勝つことができる」と述べた。

　記者の調べによると、国家発展改革委員会公式アカウントで3月1日に発表された「新たな質の生産力の内在的特徴及び発展の重点」という文章は、新たな質の生産力の育成及び成長について分析した。それによると、新たな質の生産力の育成及び成長は長期的な任務であり、系統的な事業だ。系統的観念を堅持し、実体経済を基礎とし科学技術イノベーションを中核とし産業高度化を方向とするを堅持し、労働者、労働手段、労働対象及びその最適化された組み合わせの飛躍と質的変化の促進に取り組むという。

　鄭氏は3月上旬に北京でAI産業の発展状況の調査研究を行い、智源研究院、百度、第四范式、百川智能などの研究機関及び企業と交流した。科学技術革命及び産業変革の趨勢に自発的に順応し、技術の研究開発を強化し、業界のエンパワーメント応用を拡張し、中国AI産業の質の高い発展の促進を急ぐよう奨励した。

　鄭氏は中国発展ハイレベルフォーラム2024年年次総会でも、実務的な措置を持続的に講じ、新たな質の生産力の発展を急ぐと明言した。鄭氏は、科学技術イノベーションによる産業イノベーションのけん引、体制・メカニズムのイノベーション推進、高水準の対外開放の拡大という3点の政策措置を掲げた。

そのうち科学技術イノベーションによる産業イノベーションのけん引については、イノベーション能力の形成を急ぎ、一連の重大科学技術プロジェクトを実施し、企業の科学技術イノベーションの主体としての地位を高める。伝統産業の改造及び向上を急ぎ、製造業コアコンピタンス強化行動や技術改造・高度化プロジェクトを実施し、製造業のハイエンドでスマートでグリーンな発展を促す。新興産業の育成と成長を急ぎ、デジタル技術と実体経済の深い融合や先進製造業と現代サービス業の融合を促進し、「データ要素✕」行動計画を実施し、生物学的製造、商業宇宙事業、新材料、低空経済などの新たな成長エンジンを築く。未来産業の展開を急ぎ、量子技術や生命科学などの新コースを切り開き、「AI＋」行動を実施する。

　記者の調べによると、新興産業と未来産業の積極的な育成及び発展は、今年の経済活動に列挙された。計画によると、年内に一連のプロジェクトを開始する。産業イノベーションプロジェクトを開始し、国家戦略的新興産業クラスタ発展プロジェクトを実施する。また生物学的製造、商業宇宙事業、新材料、低空経済などの新たな成長エンジンを築き、全チェーンで新薬の発展を支持し、ハイエンド医療機器の開発及びモデル応用を急ぎ、新材料イノベーション発展行動案を策定する。

　計画によると、年内にはさらに未来産業発展計画及び支援策を策定し、量子技術や生命科学などの新コースを切り開き、「AI＋」行動を実施する。重点分野に秩序正しくエンパワーメントし、産業エコシステムの再構築を急ぎ、水素エネルギーなどの未来エネルギー産業のイノベーション発展を急ぐ。

　またデジタル技術と実体経済の深い融合の促進も重要な取り組みだ。情報によると、今年はデジタル経済の質の高い発展を支持する政策措置を策定し、デジタルの産業化と産業のデジタル化を同時進行し、デジタル化モデル転換プロジェクトを組織し実施する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年3月26日