外交部（外務省）の8日の定例記者会見で、林剣報道官が日韓豪新のNATOとの協定調印に関する質問に答えた。

【記者】日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドが、NATOとアジア太平洋地域での協力を強化するための協定に署名するとの報道があることについて、中国としてコメントは。

【林報道官】冷戦の産物であり、世界最大の軍事同盟であるNATOは、一方では地域的・防衛的組織であると自称しているが、他方では絶えず境界を越えて権力を拡大し、防衛圏を突破し、対立を煽り続け、その根深い冷戦思考とイデオロギー的偏見を露呈している。これは、世界の平和と安定を脅かす真のリスクの源だ。NATOは地域的・防衛的組織としての位置付けを厳守し、アジア太平洋情勢に緊張をもたらすことを止め、冷戦思考や陣営対立を押し付けることを止めるべきであり、欧州を混乱させたうえにアジア太平洋も混乱させようとしてはならない。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月9日