映画「南京照相館」が北米でプレミア上映 謝鋒駐米大使「歴史の銘記はより良く前進すること」

2025-08-10 10:47:00

映画「南京照相館(Dead To Rights)」の北米プレミア上映会が現地時間6日夜、米首都ワシントン近くのバージニア州アレクサンドリアにある映画館で行われた。謝鋒駐米中国大使は招待に応じてプレミア上映会に出席し、華僑・華人、各界の人々などと共に映画を鑑賞した。

この映画は、南京大虐殺期間における中国侵略日本軍の真実の罪証である写真を題材としており、避難所となった「吉祥照相館」という写真館に焦点を当て、最初は単に大虐殺の中で生き残りたいとしか考えていなかった写真館内の一般の人々が、思いがけず日本軍の大虐殺の罪証となる写真を現像する物語を描いている。同映画は7月25日に中国で公開されて以来、大きな反響を呼んだ。

謝大使は映画の上映前の挨拶で、「『南京照相館』は時空を超えて、歴史の奥底にある最も暗い一角を映し出していると同時に、人間性の最も眩しい輝きをも映し出しており、私たちに対して、戦争の残酷さと平和の貴重さを示し、歴史を鑑として未来を切り開くよう絶えず呼びかけている」と述べた。

また、謝大使は「中華の人々全員が粘り強い意志と勇敢な闘い、大きな犠牲を以て抗日戦争の偉大な勝利を勝ち取り、世界の反ファシズム戦争の勝利に輝かしい歴史的貢献を果たした。第二次世界大戦の歴史的真実を歪曲するいかなる企みも、14億人以上の中国人民が許さない。歴史に逆行するいかなる行為も、世界の平和を愛する人々が認めることはない」と指摘。

さらに、「歴史を銘記するのは、より良い前進のためだ。中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争において、中米両国民は共通の敵に敵愾心を燃やし、肩を並べて戦い、人類の平和と正義を共に守ったことが歴史に刻まれた。平和な時代にあって、中米にあるのは平和を守る責任のみで、衝突して対抗する理由は存在しない。両国は共に努力し、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの新しい時代において中米が正しく付き合う道を歩まなければならない」とした。(編集AK)

「人民網日本語版」2025年8月8日

 

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