中国は製造大国であり消費大国――中国市場は世界で最も成長の速い拡大市場

2025-08-12 16:45:00

米国や西側の一部の政治屋やメディアはこのところ、いわゆる「中国製品ダンピング論」を喧伝し、「中国は製造するばかりで消費しない」「中米間の経済・貿易不均衡の責任は中国にある」「中国経済は輸出に高度に依存している」「中国は過剰な生産能力と製品を国際市場にダンピングしている」といった論調を展開し、世論を混乱させ、事実を歪めようとしている。しかし、事実は雄弁に勝る。データと実践こそが最も力強い反論となる。

内需は中国経済発展の主たる原動力であり、安定のための錨でもある。なかでも消費は最大の牽引力だ。昨年、経済成長に対する消費の寄与率は44.5%に達し、今年上半期、国内総生産(GDP)成長に対する内需の寄与率は68.8%に達し、そのうち最終消費支出の寄与率は52%にまで上昇した。

現在、中国市場の販売成長は加速傾向を示している。上半期の社会消費財小売総額は前年同期比5.0%増の24兆5458億元(1元は約20.6円)となり、第1四半期と比べて伸び率は0.4ポイント上昇した。買い替え促進などの政策の後押しにより、上半期の一定規模以上の企業(年売上高2000万元以上の企業)による家電製品・音響映像機器の小売額は前年同期比で30.7%増加し、新エネルギー車の小売台数は500万台を突破し、前年同期比で33.3%増加した。

これらのデータは、中国が製造大国であるだけでなく、消費大国でもあり、国内市場には膨大な潜在力があり、「製造するばかりで消費しない」という論調が全くのナンセンスであることを十分に物語っている。

中国の質の高い供給は、広大な国内市場の需要を基盤とし、かつそれを優先的に満たすものだ。日用品から先端製品に至るまで、中国企業は国内消費者の日増しに多様化・個性化するニーズの動向に的確に対応し、製品の品質や技術レベルを絶えず高めている。中国の生産・製造能力は国内消費需要と良好な相互作用を形成し、国内経済の循環型発展を力強く推進している。

高品質な製品と優れたサービスによって、国内の消費者の信頼や支持を勝ち取り、市場シェアを拡大し続けるだけでなく、国際市場でも頭角を現し、世界中の消費者の人気を博す中国ブランドが増えている。中国が一連の入国円滑化政策を打ち出したことで、はるばる海を越えて中国で商品を買いに来る外国人が増加し、「中国でのショッピング」熱が高まり続けている。国家税務総局のデータによれば、今年上半期の出国時税還付対象の販売額は前年同期比で94.6%増加した。

中国市場は世界で最も成長が速く、活力に満ちた市場の一つだ。持続的な経済成長と住民所得の増加に伴い、消費の潜在力は今なお解き放たれ続けている。昨年、世界の消費市場が成長の勢いを欠く中で、中国の消費市場は安定した成長を維持し、社会消費財小売総額は前年同期比3.5%増の48兆8000億元となり、世界の企業に広大な成長空間を提供した。

多くの国際的な有名ブランドが中国市場への投資を拡大し、店舗を開設し、新製品を投入し、中国市場の発展による恩恵を享受している。中国は中国国際輸入博覧会や中国輸出入商品交易会(広州交易会)などの国際経済・貿易展示会を積極的に開催し、世界の多くの企業の出展を呼び込み、国内市場と国際市場との連携や交流を一層促進している。これらはいずれも、中国市場が世界経済成長の重要なエンジンであり、中国経済の発展が開放的かつ包摂的なものであり、世界の発展に貢献していることを十分に証明している。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年8月12日

 

 
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