習近平国家主席、ブラジルのルーラ大統領と電話会談

2025-08-12 16:51:00

習近平国家主席は12日、要請に応じて、ブラジルのルーラ大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席は、「中国とブラジルの関係は歴史的に最も良い時期にあり、中国ブラジル運命共同体の構築と両国の発展戦略の連携は良好なスタートを切り、順調に進展している。中国はブラジルと共に、チャンスをつかみ、統一的な計画を強化し、より多くの互恵協力の成果を生み出し、グローバル・サウス諸国の団結・自強の模範となり、手を携えてより公正な世界とより持続可能な地球を作り上げていくことを望んでいる」とした。

ルーラ大統領は、「ブラジルは対中関係を非常に重視しており、対中協力を強化し、戦略的な連携を深め、両国関係のさらなる発展を推進することを望んでいる」とし、ブラジル米国関係の近況と自国の主権を守るというブラジルの原則的立場について説明した。さらに、中国が多国間主義を堅持し、自由貿易ルールを守り、国際社会において責任ある役割を果たしていることを賞賛。「ブラジルは中国とBRICSなどの多国間メカニズムにおける意思疎通と協調を強化し、一方的な覇権行為に反対し、各国の共通利益を守ることを望んでいる」とした。

習主席は、「中国はブラジルの人々が国家主権を守ることを支持し、ブラジルが自身の正当な権益を守ることを支持する。各国は団結し、旗幟を鮮明にして一国主義と保護主義に反対しなければならない。BRICSメカニズムはグローバル・サウスが共通認識を形成する重要な場だ。ブラジルがBRICS首脳会合を成功裏に開催したことに祝意を表する。グローバル・サウス諸国は手を携えて国際的な公平と正義を守り、国際関係の基本準則を守り、発展途上国の正当な権益を守らなければならない。中国とブラジルは、引き続き世界的な課題に共同で対応し、ブラジル・ベレンで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)の成功を確保し、『平和の友』グループがウクライナ危機の政治的解決のために役割を発揮するよう後押しする必要がある」とした。(編集AK)

「人民網日本語版」2025年8月12日

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