抗日戦争勝利80周年記念国際シンポジウムが北京で開催

2025-08-27 15:13:00

会議の様子。撮影・陳建軍

中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年を記念する新刊発表・国際学術シンポジウムが25日、北京で開催された。会場では学術書「日本の中国侵略戦争及びその戦後遺留問題と影響」「事実と真実――日本の第二次中国侵略戦争を読み解く」の中国語版と外国語版が発表された。中国と日本の10余りの研究機関や大学等から約70人の専門家や学者が参加した。

両書は中国社会科学院日本研究所の主導で、日本の中国侵略戦争及びその戦後遺留問題について多角的かつ学際的な研究を行ったものであり、詳細かつ正確な史料と厳密な論証を基に、日本軍国主義の侵略の本質、戦争犯罪の計り知れない危害、そして戦後遺留問題の複雑な影響を明らかにしている。

中国社会科学院秘書長であり、党組織メンバーの趙志敏氏は「これらの著作の刊行は、各国語で、国際社会に対して歴史の真実を明らかにし、誤謬を明らかにして取り除き、誤った歴史観に批判と反論を加えるための学術的な支えとなるものだ。歴史を振り返るのは、より良く現代を導き、未来を示すためだ。歴史を鑑として、平和の理念を継承する必要がある。複雑に交錯する現代世界の挑戦と衝突を前に、我々はなおさらに平和的発展の局面を守り、歴史の真実を幾世代にもわたって伝え、平和の信念を人々の心に深く根付かせ、特に若い世代を正しい歴史観の確立へと導き、苦労して勝ち取った勝利の成果と平和の礎石を断固として守る必要がある」と述べた。

中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は「中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年という重要な節目にあたり、中国社会科学院日本研究所が日本の中国侵略戦争及びその戦後遺留問題を多角的かつ学際的に研究した2冊の学術書を発表することには、間違いなく重大な現実的意義と学術的価値がある」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年8月26日

関連文章