中国発の革新的コーヒー「中医薬+コーヒー」が海外進出?
中国で今、コーヒーチェーンショップが続々と登場し、若者の間で人気を集める中、コーヒーと柑橘類の果皮を乾燥させた「陳皮」や、キバナオウギ、オタネニンジンといった生薬を組み合わせるという、東洋の特色あふれる試みも次第に行われるようになっている。
中国のコーヒー産業は、どのように独自の発展の道を歩むべきなのだろうか?22日に開幕した2025海南第1回国際コーヒーカンファレンスにおいて、北京大学公衆衛生学院・世界衛生学学科の許銘主任は、「コーヒーと中医薬を組み合わせることで、一つの可能性が提供されている。近年、北京を含む都市では、陳皮コーヒー、キバナオウギコーヒー、オタネニンジンコーヒーといった新商品が登場しており、消費者の注目を集めている」とした。
実際、コーヒーは数百年前に、発祥の地であるアフリカから他の国に伝わった際、「不思議な薬」と見なされていた。今では、中医薬とコーヒーを組み合わせるという試みが、ある意味のその歴史を「再現」していると言える。許主任は、「『中医薬+コーヒー』は、単なる『1+1=2』という簡単な足し算ではなく、文化的要素の融合を通して、さらに大きな市場のポテンシャルを引き出すことになるだろう」との見方を示した。
陳皮など中医薬を入れたコーヒー(資料写真。写真著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
カンファレンスにおいて、カメルーン人のトニーさんは、「中医薬の香りとコーヒーの香りを組み合わせると、フレッシュな新しい体験がもたらされる。コーヒーが好きな人にとって、このような商品は文化の融合であり、ヘルスケアという付加価値もあるため、チャレンジする価値がある」と、関連の商品を楽しみにしているとした。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年8月27日