国務院が「AI+」行動を計画 スマート経済発展のロードマップを明確化

2025-08-27 15:54:00

競技場を走る人型ロボット、加速するAI(人工知能)エージェント技術の更新、拡大し続ける大規模言語モデルの応用分野……AI技術の更新が加速する重要な時期を迎え、中国政府はこのほど重要文書を発表し、「スマート経済」を政策文書に書き込んだ。

国務院はこのほど「『AI+』行動の踏み込んだ実施に関する意見」を通達した。これは「AI+」発展のための明確なロードマップの計画であり、重点分野でのブレークスルーから経済発展の重要な成長源の形成に至り、さらにはスマート経済・スマート社会の新たな発展段階への全面移行までを定めている。

10年前に「インターネット+」がデジタル経済を生み出したように、「AI+」行動を開始・実施すれば、AIと経済社会の各産業・各分野との広く深い融合を加速させることになる。

同意見は「AI+」の6つの重点行動の実施加速を打ち出した。具体的には、「AI+」科学技術、「AI+」産業発展、「AI+」消費高度化、「AI+」民生・福祉、「AI+」ガバナンス能力、「AI+」国際協力のことだ。

同時に、8つの基礎的支援能力の強化を打ち出した。中には、モデルの基礎能力の向上、データ供給のイノベーション強化、スマート演算能力の統合強化、応用の発展環境の最適化、オープンソースエコシステムの活性化、人材育成の強化、政策・法規の整備、安全能力レベルの向上が含まれる。

コスト削減と効率向上を実現するスマート工場、実用化が進む自動運転、競技場に登場した人型ロボット、次々と登場する新しいスマート端末機器……現在、人々はすでにAI技術がもたらしたさまざまな変化を肌身に感じている。

近い将来、「AI+」は複数の分野に全く新しいスマート発展のパラダイムを切り拓くことになるだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年8月27日

 

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