代表・委員が各議題へ提言

2024-04-17 11:17:00

太陽光発電産業の質の高い発展を目指して 

14期全人代代表、 天合光能股份有限公司長兼最高経営責任者 高紀凡(談) 

私は中国の改革開放の潮流の中で成長してきたハイテク企業の創業者です。1988年に吉林大学を卒業後、海外への博士課程留学を諦めて起業しようと決意しました。当時、中国の太陽光発電産業は原材料、市場、主要設備は全て海外に依存していましたが、現在は市場規模と技術レベルはもちろん、生産製造、産業チェーンの完成度はいずれも世界一になっています。太陽光発電産業が小から大へ、弱から強へ発展する過程において、私は経験者である以上に奮闘者です。 

しかし太陽光発電産業が急速に発展するとともに、大量の資本が盲目的に市場に入り、無秩序かつ低品質な生産拡大などの問題にも目を配らなければならなくなりました。業界は規模の拡大から質の向上に早急に転換するべきです。 

これらの問題に対し、私は今年、主に太陽光発電産業の長期的な発展計画の策定などを盛り込んだ「太陽光発電産業の構築およびそのエコシステムの質の高い発展を巡る提案」を持ってきました。太陽光発電産業の発展の核心は依然として技術革新と品質向上です。従って、私の提案としては、トップ企業がより多くの応用基礎研究課題の立ち上げと実施に参加することを推奨します。そして、コア技術の開発と独創的イノベーション分野に多く投資する民営企業に対しては、政策支援を強化します。また、民営企業における高水準の産業科学技術イノベーションに向けた予備人材の導入育成システムを構築するべきです。 

消費者のニーズを重視し  技術革新を継続させる 

14期全人代代表、 格力電器(珠海)有限公司長兼総裁 董明珠(談) 

製品の品質管理はブランドにとって最優先事項であり、商品の修理率の高さは消費者のブランドに対する不信感を招きかねません。「新たな質の生産力」とは、消費者のニーズを中心に据え、生産の効率と品質管理を継続的に改善することだと理解しています。そのために企業は大規模な研究開発チームを構え、技術革新とブレークスルーを継続的に実現させる必要があります。 

今年の政府活動報告では「消耗品の買い替えを推奨する」と掲げています。2009年に行われた「家電下郷」(農村部への電化製品の普及)と「以旧換新」(買い替え)に比べ、今回の報告にある「以旧換新」は「あるかないか」の問題を解決することから「より良い使い心地」を目指した取り組みへと移行していて、家電製造メーカーにとっては「新たな質の生産力」を高める絶好の機会となっています。 

企業の経験と業界の現状を踏まえ、私はなるべく早期に家電製品の安全な使用のための耐用年数基準を確立し、家電企業の「以旧換新」手当ての自主負担を義務付けることを提案します。データによると、火災の主な原因は期限切れの家電製品の使用や過負荷です。従って、家電製品の耐用年数を明確に規定することは、人々の生命と財産を守るだけでなく、企業の製品品質管理を強化することにもつながります。新しい電化製品への買い替えを促進することによって、業界の技術革新を促し、より多くの企業がより多くの人々のより良い生活のために「中国のスマート製造」計画に貢献することを期待しています。 

 

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