湘劇

2021-08-18 10:20:06

  湘劇も同じく濃厚な湖湘文化の特色を持っており、その起源は明代までさかのぼることができる。外来の地方劇が長年演じられていく中で、長沙の民間芸術や方言と緊密に結び付き、徐々に湘劇という現地の特色のある伝統演劇になった。湘劇は節回しが多様で、演目が多く、湖南地方の歴史や民間伝承を題材にしており、民衆から深く愛されている。湘劇の国家レベルの無形文化遺産伝承者である曹汝龍さんは湘劇俳優としてすでに数十年、包拯や許仙、林冲、毛潤之など湘劇の代表的な役柄を多数演じてきた。90年代、彼は日本公演に赴き、鹿児島の舞台で湘劇を演じたこともある。


曹汝龍さん(左)が主役を演じた湘劇『田老大』は、劇作家であり革命家だった田漢の祖国を思う心を描いている。近年、全国各地で30回以上上演され、大いに好評を博した(写真・孫波輝)

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