長沙の人々の血液には「湘江の水」が流れてるという。阻まれることなく流れ続ける湘江は、高く険しい山々の間に耕作に適した「魚米の里」を生み出しただけでなく、同地の人々を勇敢・尚武、パイオニア精神を持つ血気盛んな性格にした。
長沙は湖湘文化の発祥地であり、その豊富な地下の「宝物庫」からは、すでに3000カ所以上の楚墓(楚国の墓)、1万カ所以上の漢墓(漢代の墓)が発掘されている。
歴史が長沙に残したものは、連綿と続く地下の文化財のほかに、現在まで伝承されてきた1000年の学府もある。
水運に頼って対外交流を行うしかなかった「四塞の地」から、国際的なメディア・アーツ都市とたたえられるまで、長沙は自然条件の制約から抜け出して、一歩一歩世界に注目されるようになっている。