第6回中国国際輸入博覧会（輸入博）が5日に上海市で開幕した。すでに6回目となる輸入博は、ますます規模を拡大し、包摂性を高めている。出展企業数は新型コロナウイルス感染症のパンデミック前の水準に完全に戻り、フォーチュン・グローバル500のランクイン企業や各業界のリーディングカンパニーの参加数は過去最多となった。中国の新たな発展構造構築と消費ポテンシャル発揮の加速につれて、より多くの展示品が実際に商品化され、出展企業が中国での投資を行うようになるのを後押しすることになるだろう。新華社が伝えた。

質の高い経済発展を着実に推進する中、中国の新たな発展は、より多くの新たな協力機会を生み出していく。これまでの輸入博では、「低炭素」「グリーン」などのキーワードが随所に見られ、世界初出展、アジア初出展、中国初出展の製品の数々が、科学技術革新の要素を一層際立たせてきた。過去5回の博覧会では、2000以上の代表的な新製品、新技術、新サービスが展示され、成約見込み額は累計3500億ドル（1ドルは約150.0円）近くに達した。今回の輸入博では、400余りの新製品、新技術、新サービスが集中的に初披露される見通しだ。

輸入博という開かれた窓を通じて、人々は中国経済の質の高い発展の力強い脈動をはっきりと感じとることができる。中国は将来に向けて、産業構造の最適化、新旧の原動力の転換を加速し、新たな分野とルートを不断に開拓し、発展の新たな原動力と優位性を築いていく。それによって、より多くの新たな協力機会が生み出され、世界経済の発展により多くのプラスのエネルギーが注ぎ込まれるに違いない。

中国にとって今年は改革開放45周年だ。中国は外資参入ネガティブリストの削減、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境の構築を続けるなど、実際の行動によって高水準の開放を拡大し、世界と発展機会を共有し続けている。今後5年間で、中国の物品貿易の累計輸出入額は32兆ドル、サービス貿易額の累計輸出入額は5兆ドルを超えると予測される。輸入博という場によって、中国の開放によるメリットは今後も解き放たれ、中国という大市場は世界に新たな機会を提供し続けていくだろう。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年11月7日