美しい中国 鳳凰古城・茶峒・芙蓉鎮

2026-08-28 09:49:00

湖南省西部、武陵山脈の奥地に位置する湘西トゥチャ(土家)族ミャオ(苗)族自治州は、湖南省・重慶市・貴州省の三地が接する山あいに静かにたたずむ。ここは作家・沈従文が生涯思いを寄せた故郷であり、トゥチャ族とミャオ族が代々共に暮らしてきた、昔ながらの自然と文化が残る土地でもある。沱江だこうが町を貫く鳳凰古城では、手仕事で受け継がれてきた無形文化遺産のぬくもりに触れられ、5日に一度開かれる禾庫ヘークーの市には、山の幸と色鮮やかな民族衣装があふれる。三地の境にある茶峒には、文学作品に描かれた穏やかな水郷の風景が残り、徳夯ドーハン大峡谷では切り立った山々が雄大な景観をつくり出す。滝と共に生きる芙蓉鎮では、高床式木造家屋「吊脚楼ちょうきゃくろう」の町並みに、トゥチャ族の踊りや山里の味覚が溶け込んでいる。さらに、森に抱かれた老司城遺跡と里耶古城には、中国西南部で多民族が交わりながら築いた長い歴史が刻まれている。そんな大自然と悠久の時が息づく湘西を訪ねてみよう。 

 

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