新型肺炎の最前線で奮闘 武漢の華中科技大学

2020-03-02 14:07:40

枝墨=文

 突然現れた感染症により、ある大学が多くの人々の視界に入ってきた。この大学の多くの人々は感染症対策の中堅的な勢力になっている。

新型コロナウイルスの感染拡大に関するニュースで、湖北省武漢市の華中科技大学(以下、華中大と略す)の名前が頻出している。

湖北省武漢市にある華中科技大学は国家教育部直属の重点総合大学で、華中理工大学、同済医科大学、武漢都市建設学院が2000526日に合併して成立した。国家の「211プロジェクト」「985プロジェクト」の対象となった大学の一つで、「二つの一流(世界一流の大学・学科)」の対象となった第1陣の大学だ(華中科技大学提供)

 120日、鍾南山・中国工程院院士は武漢で医療スタッフ14人が感染したと指摘した。この14人は華中大付属協和病院から出向いていた。

 121日、華中大付属同済病院は即座に「新型コロナウイルス関連肺炎診療クイックガイド」を策定し、全省の臨床診療の参考として提供した。

 124日、同済病院発熱外来診療は全国に先駆けてオンライン問診を開設した。この日のうちに延べ1万人を問診し、病人が医者にかかるための待ち時間や感染リスクの問題を効果的に改善した。

1959年の新中国成立10周年を祝う華中工学院(1953年成立)の教員と学生。1988年、華中工学院は華中理工大学に改名し、2000年に他校と合併して華中科技大学が成立した(華中科技大学提供)

 126日、湖北省は初の新型コロナウイルス核酸検査実験室を設置した。この実験室は協和病院に置かれた。

 127日、ある医療スタッフが感染拡大防止の第一線で働くことを志願し、「志願書」に「報酬にこだわらず、生死を問わない」と記し、各地の「志願書」の「ひな形」になった。この医療スタッフは協和病院から来ていた。また、協和病院の別の医師は2日間の曲折を経て上海から武漢に戻り、ウイルスとの戦いに加わった。

華中科技大学は総合大学、研究型大学の学科体系を持つ。哲学、経済学、法学、教育学、文学、理学、工学、医学、管理学、芸術学などの学科がある。毎年多くの優秀な人材を育てている(華中科技大学提供)

 221日、中国中央テレビ(CCTV)の番組「ニュース11」の白岩松キャスターは邵新宇・華中大党委員会書記と回線をつなぎ、華中大が全国で最も多く病床と医療スタッフを投入している大学だと述べた。

1234下一页
関連文章