「愛返福来 共克時艱」― 日中発展促進会の新型コロナ対策支援活動

2020-10-09 10:28:59

 第二 日本の新型コロナウィルスの第1波感染拡大期における「愛返福来」支援活動

 中国が新型コロナウイルス感染拡大阻止に必死で対応していた当初、日本政府やさまざまな業界団体は率先して中国に防疫物資を送り届けた。しかし、4月から日本の感染状況も一変し、深刻となった。日本の新型コロナウィルスによる感染第1波の拡大期において、各都道府県の医療用品の不足が深刻な状況となり、医療の現場が疲弊し崩壊の危機に直面した。

 422日、周会長の発案により、日中発展促進会と立命館大学中華校友会が連携して、京都市への義援金支援活動を開始した。21名の事務局メンバーによる精力的な活動により多くの個人各種団体からの支援を受けるに至る。わずか20日で225名の寄贈者と寄贈団体(日本浙江総商会、日本千代田教育グループ、日本華燦国際産業株式会社、浙江緑城慈善基金会、念持キャピタル株式会社などを含む)から合計39.6万人民元(約600万円)の現金と物資の寄付が集まった。事務局が集めた72,750枚のマスク、3,000枚のフェイスシールド、1,000枚の手袋、100個のゴーグル、400リットルの消毒剤は四回に分けて、京都市役所、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院など5つの病院と同志社大学、立命館大学及び付属小中高校などの教育機関に寄贈を行った。微力ながら、京都に第1陣で新型コロナと戦う医療従事者と市民へ誠実な愛を贈ることができた。物資に加えて、京都市役所及び立命館大学教育基金にそれぞれ50万円と78.8万円を寄付し、新型コロナにより経済面で困窮する学生たちを支援に役立つこととなった。

 寄贈者の多くは卒業生や現役の留学生、華僑と華人だ。出身校は30余りの大学に及ぶ。京都大学、立命館大学、同志社大学など京都にある10校出身の留学生以外、東京工業大学、東京大学、大阪大学、名古屋大学、筑波大学などの学友及び北京大学、浙江大学、南開大学の学友の温かい応援を受けた。その中には19組の留学生夫婦がいる。留学を通じて結ばれた縁を愛の形、恩返しとして日本に贈ってきた。寄贈者には、日本に旅行に来た中国人観光客もいれば、日本に来たことが一度もないが、日本企業や日本人の世話になった人もいる。周研究室出身の40人近くの中韓留学生OBも積極的に今回の活動に参加し支援してくれた。

 

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