「愛返福来 共克時艱」― 日中発展促進会の新型コロナ対策支援活動
第三弾 日本の新型コロナウィルスの第2波感染拡大期における「愛返福来」支援活動 日本では第1波の感染拡大が5月中旬より一旦落ち着いたように見えたが、6月下旬より第2波の感染拡大期を迎えた。特に、東京、大阪、京都、福岡などの大都市圏においては感染者数が急拡大する一方、新規感染者が高齢者から若者に変わった。感染者数が日々、一日あたりの記録を更新し、4月に緊急事態宣言が発出された時の数倍になった。 日本政府や各種団体、医療機関、介護施設などを中心に中国への支援の恩返し及び第2波への支援策として、日中発展促進会及びDaddyBaby株式会社(日本代表社長鐘正氏)が連携し、京都市、南丹市、木津川市、真庭市、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、武田病院、グランソール奈良など8つの病院、立命館大学、平安女学院大学、池坊学園・池坊短期大学、裏千家、京都市社会福祉協議会、社会福祉法人サン・ビジョン、社会福祉法人博愛社、令和2年7月豪雨熊本県内の被災地など22の機関・団体に国際基準を満たす50万枚超のマスクを寄贈した。 DaddyBaby株式会社は2005年中国福建省に設立されたベビー用品を生産販売する会社である。日本代表社長鐘正氏は、日本は中国が一番大変な時期に支援してくれたことへの感謝として、日本社会へ少しでも力になりたいと表明し、会社の社会貢献を果たすため、50万枚超のマスクを用意し寄贈活動を行った。その活動に、日中発展促進会はDaddyBaby社と共に、日本の団体や機構との架け橋となった。寄贈活動を企画した上で、中国から輸入してきた50万枚超のマスクの保管と輸送を日中発展促進会事務局長の橋本氏が会社を挙げて協力支援していただいた。 7月9日午後3時、5万枚のマスク贈呈式が京都市役所で行われた。京都市長・門川大作氏、DaddyBaby株式会社日本代表社長・鐘正氏、日中発展促進会会長・周瑋生氏、事務局長・橋本昌彦氏他が贈呈式に出席した。門川市長は今回の寄贈を高く評価し、この大変な時期に多大な支援をいただいたことに心からの感謝の意を表し、感謝状が贈呈された。 9月28日現在、世界における新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数は未だ拡大の一途である。中国においては感染拡大に段階的な成果が得られたが、世界の危機はまだまだ続いている。 一衣帯水、お互いが助け合い、一致協力してこの難関を切り抜けなければ、明るい未来はやってこない。今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、人類が利益をともに共有し、責任をともに担う運命共同体であることを証明した。この一連の活動の発起人としてリーダーした周瑋生教授は、今回の支援活動を「愛返福来」(愛出ずる者は愛返り、福行く者は福来る)と名付けた。武漢への支援、武漢支援に対する感謝、日本への支援。愛を贈り、愛を返すことは、受けた恩に感謝する一番良い方法である。これこそ、人類がお互いに助け合い、支え合う力の源だと周教授が言う。 「共克時艱」(力を合わせて、共に時の難局を克服する)。中国、日本及び世界が一日も早く新型コロナウイルスを克服し、一日も早く通常の生活、経済活動及び社会活動に戻るように一致団結し対応するのは、人類共通の責務でもある。
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