団結と友情のひと月
日本宗教青年代表団 小室裕充団長
佐藤内閣はこれを阻止しようと陰に陽に妨害をくわえてきました。しかし、われわれの中国訪問を阻止することはできませんでした。いや、逆に良心的なジャーナリストと大衆の怒りと憤激をかいました。
ある仲間は中国の民芸品やお酒を販売して募金をしてくれたし、また別の仲間はお米をもちよりにぎり飯をつくってくるなど、大衆的なカンパ活動によって、われわれをあたたかく送り出してくれました。このようにわれわれの背後には、数千人数万人の良心的なジャーナリストとこれを支持する大衆がおります。そしてその団結の力は、さらに強まるであろう攻撃にたいしてもけっして屈することはないでしょう。
われわれはここで中国の友人のみなさんに約束したいと思います。
われわれはペンを通じ、カメラを通じ、電波をとおして、戦争勢力に対決し、日本軍国主義の復活を阻止するとともに、日本本土と沖繩からアメリカ帝国主義を追いはらうために努力します。
そして、われわれは各分野をつうじて、日中関係の正常化と日中国交回復の早期実現に寄与したいと思います。
日本ジャーナリスト会議代表団 飯泉栄次郎団長
ベトナムにたいするアメリカ帝国主義の侵略が日ましに強まっている現在、われわれ日中の青年がこのような大交流会を開くのは、まことに意義ぶかいことであります。
ここにしめされているわれわれ日中青年の友情は、かならずやアメリカ帝国主義を打倒してアジアに、そして世界に真の平和を樹立する大きな力となるでありましょう。
青年法律家協会代表団 彦坂敏尚団長
上海の歓送大会での日本青年代表のあいさつ
この友好大交流の一ヵ月間、わたくしたち両国青年は、肩をくみあって生活とたたかいを語りあい、はげましあい、友好の歌声をとどろかせ、また握手をかわす毎日をすごしました。
毛沢東主席をはじめ、党と国家の指導者にお会いした感激、中国革命の聖地―延安を訪れた感動、毛主席の故郷を訪ねた深い印象、そして巨大な溶鉱炉のまえで力づよく握手してくれた青年労働者、くるしかった過去と仕合わせな現在を涙とともに語ってくれた女子労働者の姿、人民公社でごちそうをすすめてくれたかつて日本軍国主義の銃剣に身をさらした老婦人のやさしいまなざし、そして、わたくしたちの首に赤いネッカチーフをけんめいにまいてくれた少年先鋒隊の小さな友人たち、その一つひとつ、一人ひとりが生涯忘れることができないものとして、わたくしたちの胸にやきつきました。
社会主義建設の偉大な勝利とみなさんのあふれるばかりの国際主義精神の発露は、二〇〇〇年らいの友好の伝統のうえに、われわれがあらたになにを築かなければならないかをはっきり教えてくれました。
わたくしたちは、中国の友人から託された無数の友情のことばと貴重な贈りものをあますことなく日本の青年に伝えます。
大交流の成功は、日中両国の青年と人民の友誼は、いかなるものもこれをはばむことができないことをかさねて明らかにしたといえましょう。
日本中国友好協会青年代表団 春日嘉一団長
われわれは、祖国に帰ったら、毛沢東主席をはじめとする中国のみなさんから学ばせていただいたたくさんのものを日本の現実に正しく適用し、独立、愛国、正義の闘いをさらに前進させる決意です。
どんな困難がたちはだかろうと、「愚公山を移す」の話のように、最後の勝利はわたくしたち日本人民の側にあり、みなさんがた中国人民の側にあり、そして全世界人民の側にあるのです。
マスコミ共闘会議代表団 加勢和昭団長
親愛な中国のみなさんと暮らしたこの一ヵ月の思い出をわたしたちは生涯忘れないでしょう。別れを思うと胸ははりさけるようですが、みなさんは強大な社会主義中国の建設に奮闘されてアメリカ帝国主義を追いつめ、わたしたちは日本で、アメリカ帝国主義と日本独占資本に打撃をあたえるたたかいをすすめます。このたたかいをともにすすめるなかで、お互いの気持ちをかよわせましょう。
農村労働組合全国連合会青年代表団 岡田 徹団長
第一回日中青年友好大交流は、上海での交流を最後に大成功のうちに終わろうとしています。わたくしたちは去る八月一五日いらい、中国各地でおこなわれた交流や参観のなかで多くのことを学び、また、中国の青年の友人のみなさんから、多大な励ましを受けました。
中国の革命の歴史をきき、また社会主義建設の力づよい歩みを見、工場、学校、海浜、湖畔での希望と確信にあふれる中国の若い友人たちとの交流のなかからわたくしたちは学び励まされました。そしてそのなかで、わたくしたち日本の青年の未来が美しく輝かしいものであり、それをわたくしたちが自らの手で、かならず切りひらくことができる確信をいっそう深めることができました。
わたくしたちは、日本に帰ってから、この確信をもっていっそう積極的に闘争に参加する決意にもえています。
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