代表・委員が各議題へ提言

2024-04-17 11:17:00

世界に中国式現代化の物語を伝える 

14期全国政協常務委員、中国外文局局長 杜占元(談) 

現在、百年間なかった大きな変化が急速に進み、国際情勢がより複雑になっている背景の下、どのように中国式現代化の道を十分に、生き生きと、うまく世界に語るかは、中国の外部発展環境と国際影響力に関わっています。対外友好界の委員として私は、どのように世界に中国式現代化をより良く理解してもらい、中国と世界の「双方向の歩み寄り」を実現するかについて、ずっと注目して考えてきました。 

私は次のように考えています。まず、私たちは中国式現代化の内容と特質を正確に把握すべきです。中国式現代化には、各国の現代化に共通の特徴があるだけでなく、中国の国情に基づいた鮮明な特色もあります。これらの理論の革新は、発展途上国の現代化実現に新たな選択肢を提供するだけでなく、西側工業化国家の第2次現代化にとっても参考にする意義があります。また、各国の歴史、文化、制度、発展レベルは同じとは限りませんが、平和、発展、公平、正義、民主、自由といった全人類共通の価値に対する各国人民の追求は通じ合うものです。中国式現代化は全人類共通の価値を発揚する現代化です。私たちは世界にとっての中国式現代化の意義と普遍性について、しっかりと語る必要があります。 

次に、広報の形式において、多様化したルートをうまく使い、多種類のメディア形式を利用し、異なる文化と言語環境の受け手に合わせて、中国式現代化のさまざまな面を示さなければなりません。特に現在、人工知能(AI)がリードする新たな科学技術革命と産業の変革が急速に推進されており、国際広報の世論の生態、メディアの構造、広報の方式を大きく変えています。中国外文局は現在、AI技術によって国際広報活動の革新を推進することに力を入れ模索しています。例えば、翻訳出版や世界に中国を知らせる過程におけるAI技術の応用推進などです。将来、さらにメディア広報、文化広報、人的文化交流などの分野でAI応用の新たな方法を不断に模索し、国際広報の実効性を向上させていきます。 

第三に、より開放的包摂的な態度で、中華文明と世界文明の交流学び合いを推進していく必要があります。中国外文局は近年、国内外で国際フォーラム、討論会、文化コンテスト、展覧会などの活動を積極的に展開し、さらに「蘭花賞」を発起設立して、中国と外国の文明の交流対話において重要な貢献を果たした国際的な人物や機構を激励表彰しています。これらの活動を通して、文化の隔たりを打破し、国際社会が中国の文化の蓄積と現代化の道をより深く理解できるようにし、皆が思う存分言いたいことが言え、中国式現代化についての理解をシェアできる交流の場を築き上げたいと私たちは望んでいます。 

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