代表・委員が各議題へ提言

2024-04-17 11:17:00

自動車産業をより大きく強く育てる 

14期全人代代表、奇瑞控股集団会長 尹同躍(談) 

現在、新エネルギー車とスマートカー、コネクテッドカーは急速に発展しており、中国の自動車産業の発展と輸出成長を後押しする新たなエンジンとなっています。昨年、中国は初めて世界最大の自動車輸出国となり、輸出台数は500万台を突破しました。良い成績を収めた一方で、海外での中国車のイメージを守るために、自動車製品、サービス、安全性、スマート化基準、クロスボーダーデータ管理などに対して、より厳しく要求する必要があることをはっきり認識しなければなりません。 

今年私は、中国の自動車輸出管理体制の強化、新エネルギー車の安全基準とスマート化基準の引き上げ、合成燃料(e-fuel)の開発推進など焦点となる課題について、提案を持ってきました。主な内容は、自動車輸出製品の品質基準と認証メカニズムの作成、自動車情報セキュリティーの国際基準体系の構築推進、中国車の海外工業団地の建設をリードするトップ企業への支援、新エネルギー電池の安全基準の引き上げ、新エネルギー車輸出の安全管理の強化などです。 

また近年、国内のオフロード車市場は急速に発展しており、ユーザーのオフロードスポーツへの需要がさらに拡大しています。このような新しい動向に対応して、自動車改造産業の規範化、標準化を推進する提案や、民間用オフロード車の体験など関連活動の管理方法を改善する提案も携えてきました。これらの提案を通じて、業界の健全かつ秩序がある発展を導き、中国の自動車+生態旅行という産業の発展を推し進めたいと考えています。 

奇瑞(チェリー)は1997年に正式に設立されました。起業当初は、資金、技術、人材全てが不足していました。当時の自動車市場はほとんどが海外のブランド車や合弁会社によって独占されていました。二十数年来、私たちはオープンかつイノベーションの精神を持って、勤勉に努力し続けてきました。他の中国の自動車企業、合弁企業と共に、中国製造の「背骨」を支えてきました。昨年、中国の自動車生産販売台数は初めて3000万台を突破しました。 

しかし、自動車産業大国から強国になるには、販売量と規模だけでは不十分です。中国車はグローバル化を積極的に受け入れて、高い質を求めて、持続可能な発展の道を歩まなければなりません。次の10年に向けて、私たちは単に販売量や規模の世界一を追求するのみならず、技術革新能力、品質の口コミ、社会責任などの分野においても、投資を増やし、世界をリードすることを目指します。より良い生活を追求する世界のユーザーのために、中国製品を提供し、世界のユーザーが中国車を愛し、信頼し、私たちの仲間になってくれるよう取り組んでいきます。 

 

上一页12345下一页下5页
関連文章